悩み事とか愚痴ってどうやって聞いてますか?その2
前回から10日ほどあていしまい、外はずいぶん寒くなりました。
さて、前回は聞き手はどのような心構えで悩みや愚痴を聞くかという内容でした。
その心構えというのが...
・自己一致
・無条件の積極的関心
・共感的理解
の3個でした。簡単な解説については前回の投稿に書いてあるので、そちらを
ご確認下さい。
今回は、具体的にどのようにして話を聞けば相手に『しっかり聞いてますよー』
とか『安心して話せるなー』と思ってもらえるかについて書いていきます。
3個の心構えは現在のカウンセリングの基礎にもなっていて、名前が難しいので
表現する方法についても難しいと思うかもしれないけど、この表現方法も3個
なんですよー。
その3個っていうのが...
・チューニング(ペーシング)
・オウム返し(バックトラッキング)
漢字だらけの次はカタカナが多いですね。また、1個ずつ解説していきますね。
・チューニング(ペーシング)
→相手の会話のリズムに合わせて頷いたり、相槌を打ったりするということですね。
『会話のリズムって何?』って感じですけど、相手の話す早さとか声の大きさとか
話題と話題の間の取り方ですね。好きなこととか嬉しかったこと・楽しかったこと
を話していると少し早口になったり声が明るくなるし、嫌なことを話す時は声が暗くなりますよね?これが会話のリズムです。このリズムに合わせて聞き手もリズムとか呼吸の早さ等を合わせると話し手は話しやすくなるんですよー。
・オウム返し(バックトラッキング)
→名前の通り相手が言った言葉を繰り返すことです。文章をそのまま繰り返すというよりは『うん、うん』という相槌の代わりに相手が使った単語を繰り返すということです。これを使うと話し手の考えが整理されるし、オウム返しの後に質問を付け加えると、相手がドンドン話してくれるようになるので、悩み相談の時以外に話し下手な人でも会話が続くようになります。
僕は話し下手なので雑談の時に相手の感情が乗っている単語を繰り返して質問を付けるだけで話してくれるので結構楽でした。
→鏡に映ったように相手の仕草の真似をすることです。でも、これは真似していることがばれると効果がなくなってしまうので注意が必要です。
本物の鏡のようにリアルタイムで真似をするとばれてしまうので、一つ前の動作を真似する方がいいです。例えば相手が頬杖をつく→腕を組む→髪の毛を触るという動作をした場合、相手が腕を組んだタイミングで頬杖をつく→髪の毛を触ったタイミングで
腕を組むといった感じですね。
これとオウム返しをやっていると話し手はこんな感情を抱いているんだろうなー
ってことを感じ取れるようになりました。個人差はあると思いますけどね...
難しい名前ですけど、一つ一つは出来そうな感じがしませんか?でも、やってみると分かりますが相手の話を真剣に聞くのは結構大変なんですよね。辛くて重たい感情が伝ってきたり、あんまり興味ないなーって思うこともあるので...
でも、本当に相手が大切な人で力になりたいと思ったら試してみるのもいいかもしれませんね。
前回も書きましたが、これらの方法を実践したら『こんなに話すつもりじゃなかったのに色々話せた』とかという良好な反応だったので試す価値はあると思いますよー。
次回は身近にいる蜘蛛と蜘蛛の糸の話しか、ついつい先延ばしをしてしまう話しの
どちらかの本について書いていきたいと思います。
最後までありがとうございました。