昆虫の定義と繁栄の秘密
11月も後半に入り寒くなってきて昆虫を見ることがなくなったけど、このブログでは時々虫のすごいところを紹介していきます。
最近気が付いたのですが、昆虫をテーマにしてるのにそもそも昆虫ってどんな生き物なのかということを紹介していませんでした。そこで、今回は昆虫ってどんな生き物でなんで身の回りにたくさんいるのかということを書いていきます。
この記事を作るために参考した本は・・・
ライフ・サイエンス研究班〔編〕昆虫信じられない能力に驚く本
丸山宗利 著 昆虫はすごい
野澤雅美 著 おもしろ生態と上手な付き合い方 カメムシ
の三冊です。記事の最後にリンクを貼りますので興味がある方はご購入下さい。
さて、本題ですが昆虫ってどんな生き物なのか・・・
生物学的な分類では、動物界 節足動物門 汎甲殻類 六脚亜門 昆虫綱 っていう風に分類されます。
ここから更に20個の「目(読み方→もく)」に分類されて、昆虫の全種を合わせると約100万種になります。でも、毎年3,000種の新種が確認されているため実際には500万〜1,000万種の昆虫がいるとも言われております。
数冊昆虫関連の本を読みましたが本とか学者さんによって種数に多少の違いはありました。
また、20個の目のうち、甲虫目(カブトムシやコガネムシ等)が約37万種、ハエ目(ハエやカ等)が約15万種、チョウ目(チョウやガ等)が約14万種、ハチ目(ハチやアリ等)が約13万種となっており、これら4目だけで昆虫100万種の約80%を占めています。
春とか夏になると虫がたくさん出てくるように感じるけど、普段見ている昆虫のほとんどはこの4目に集約されるのかも知れないですね。
ちなみに、現在地球上の全動物種(植物とか菌類は除く)は約130万種以上生息していて、そのうちの約3/4を昆虫が占めているので、どこにいても昆虫を見かけるわけですね。
地球上に生息している約130万種の生物の内訳の一部は、軟体動物(イカ、タコ、アサリ等)が約8万種、甲殻類(エビやカニ等)が約4万種、鳥類(スズメ、ワシ、ハト等)が1万種となっており他にも哺乳類とか両生類とかもいます。水中の生き物の方が陸上の生き物より多い感じがあります。
漫画「テラフォーマーズ」で主人公の膝丸燈(ひざまる あかり)が14話の最終ページで火星にいるゴキブリに対して「125万種の生命の炎が燃え盛る『地球』を嘗めるなよ」って怒りを込めて言ってるけど、こうやってブログのために生物について調べると生き物の生存の知恵と能力には驚かされます。
ここまでは、昆虫の分類とかどのくらい種数がいるかを見てきました。
次は昆虫の見た目はどんなものかについて見ていきましょう。
冒頭の分類の中に節足動物門とありましたが、これは足が節状になっていて外骨格の動物の仲間ということです。外骨格っていうのは、体の外側を骨組みになる硬い外皮で覆っていて、内側に筋肉がある動物のことです。具体的にはエビとかカニといった生き物です。
他には体が『頭部』『胸部』『腹部』の3つのパーツに分かれていて、胸部から3対=6本の脚が出ている虫のことを昆虫といいます。
『頭部』『胸部』『腹部』の3つのパーツについては、記事の最初にあるスズメバチのイラストの3色の枠がそれぞれのパーツに対応しています。
緑枠が頭部、青枠が胸部、赤枠が腹部って感じです。
親しみやすいイラストを使っているので本物のスズメバチとは口と目の位置が違いますけど、それぞれのパーツの区分けはこん感じです。
本当は、頭部・胸部・腹部の役割やなぜ昆虫は繁栄したのかも書きたいのですが文字数が多くなってきたので今回はこの辺で終了にします。また、近いうちに続きを書きますのでもし宜しければご覧下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
DATA:マーズ・ランキング - テラフォーマーズ特設サイト - 週刊ヤングジャンプ公式サイト
昆虫 信じられない能力に驚く本: 小さな生き物たちの大胆な生き方とは (KAWADE夢文庫)
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